ビートルズの旅。

9月7日。
6時起床。
前日、エイミー、ジャック、シェーンとお酒をたしなんだ為(実際は飲んだくれた)、
ちゃんと起きるまでに、三度寝。。。

そのせいで、起きてから30分で身支度。もちろん二日酔いがおまけで付いてくる。

家を出て空を見上げたら、こんな光景だった。

今日は良い日になりそうだな。と気持ちが浮く。
後ほど、あんな事が起ころうとは知る由もなく...家を後にする...

なぜ早起きしたかというと、ロンドンに来る時に行きたい場所リストにあがっていた、
Liverpoolに大好きなビートルズに触れに行くためだ。

彼らに失礼があってはいけないと思い、いつもよりキチンと、トレンチコートを着て出発。
旅のおともは、セントマーチンズのレセプションでナンパして以来の仲良し、Yuca。

ユーストン駅から、8時7分のナショナルレイルの速い電車に乗る。
2時間、ついに来た!ビートルズゆかりの地、Liverpool!

2人して、あれ?となる、なんだこの雰囲気は。
大きい街のはずなのに、ボロボロの駅。
なんか予想と違うね、なんて言いながら、とりあえず、初めの行先を決め、歩いてみる。

しばらくしたら、こんなの発見。

Picture Houseと書かれたこの建物、木が生えちゃってるではないか!
ガラスも割れてる窓。
昼間に見てもぞっとする。怖い。

土曜日なのに、大通りなのに、歩いている人はパラパラ。ロンドンの平日よりも閑散としている。
途中でトイレに行くために立ち寄った、ショッピングセンターには、ロンドンでは見かけない
種類のヤンキーが...笑。

そして悟る。さびれている。。。
リバプールが好きな方、すいません。個人的な意見です。)

20分ほどで、到着。
そこは...ビートルズミュージアム、この時を夢見てたー!!キター!!

さっそく中へ。オーディオガイドを借りて、
たった8年間で世界の頂点まで登ったビートルズの歴史を学ぶ。
入ってさっそくみる事ができたのは...
ポールマッカートニーが初めに手にしたギター。

そして、ジョンのも。

それから、これ、笑った。


学生時代の彼ら。
ご丁寧に●のシールを貼ってくれてた。

少し進むと、初めてビートルズとして演奏したパブCASBAHを再現した部屋。

そしてFRANK HESSYという、この時代にリバプールで最も人気だった楽器店。
安くで楽器が手に入るということで、学生が通っていたらしい。もちろんビートルズのメンバーも。

そして、ビートルズの人気に火がついた場所で、本人たちもここで演奏していた時が
一番楽しかったと語るのはここCAVERN。

これはCAVERNでの最後の演奏でジョージ・ハリソンが実際使ったギター。

アビーロード・スタジオの再現。

彼らが人気になって、マネージャーがついた時、イメージを変える為
ジーンズ禁止になったそう。
きちんとした格好をいやいやさせられていたビートルズ
そうです、ビートルズジャケット。

社会現象となった結果、服屋さんのチラシにまで...笑。

関係ないけど、私が一番好きな曲はこちら。

すてき。

イエローサブマリンの中に潜入☆

当時のコンサートのチケット。

ジョン・レノンのメガネ^^

そして、噂に聞いていて、一番楽しみににしていたコーナーが
最後の最後に現れた。
ジョン・レノンの部屋を再現した白の部屋。


イマジンが静かに流れていて、呆然とこの部屋を眺めて、20分くらいはいたかもしれない。
名残惜しいけど、出口は目の前。
3時間の滞在。

ふと横をみると、ヨーコ・オノとジョン・レノンの婚姻届けが...!しかも原本!

満喫。

心を全て持ってかれた後に、やってくるこのコーナー、それは...
物販。
エコバックはもちろんオタク買い。(2枚買い。笑)

既に3時、遅めのお昼をパブのハンバーガーで済ませて、次に向かったのは、
Penny Lane。アルバム「MAGICAL MYSTERY TOUR」に入っている1曲。ポールが書いた曲だ。

In Penny Lane there is a barber showing photographs
Of every head he's had the pleasuer to know...
ペニーレインの床屋さんは写真が自慢。見るとお客さんの頭、お近づきの記念なんだ...

と始まる。

ロンドンから離れると、地図が読めなくなり、バスの乗り方も分からなくなる私たち。
リバプールに住んでる人の英語はなまっていて、ついに英語も聞きとれなくなる。苦笑。
なんとかバスに乗る。
バスの運転手のおっちゃんに、
「着いたよー!!ペニレーン行くならここで降りてー!まっすぐ歩いて右ね!!」
と車内放送のマイクで案内され、下車。

お土産袋をぶら下げた日本人2人。
明らかに浮いてたけど、気にしないさっ。

そして、歌に出てきたのはここ。

床屋さん、ほんとにあって、地元の人たちには馴染の場所。という感じだった。

記念に小声で歌いました。^^


そして次はストロベリー・フィールド。
ペニーレインと同年(1967年)に発表される。ジョンが書いた
ストロベリー・フィールド・フォーエバーはまさにここがテーマになった。
ジョンが幼いころによく遊び場に使っていたことで知られる孤児院だ。

また、行き方に迷う。気が付けば、7時半、だんだん暗くなってくる。
日が暮れるまでに何とか着きたい。
またもや、バスのおっちゃんにお世話になる。人が変わっても同じ。
「ストロベリー・フィールドは、次の道を右に曲がってすぐ!!」
と車内用のマイクで叫ばれる。笑。

すきな場所だった。

今は孤児院はなくなっていて、赤い門だけが残っている。

こちらYuca。xxx

パブやバーは回れなかったけど、上出来だったね。と話ながら駅に戻るバスに乗る。
今日は特に寒い。
まったくイギリスだ。

体を温める為に、駅前の中華料理やさんでご飯を食べる。
終電の9時半まであと30分。

そして、あっという間に時間、急ぎ足で駅に向かい、
窓口へ。

「ロンドンに戻るのに一番早い電車に乗るにはどのプラットフォームに行けばいいですか?」
と、尋ねた。

そして窓口の駅員さんがこう言う。

「もうロンドン行きの電車はないです。」
「あ、ちなみに次のは、あしたの朝8時15分です。」

・・・・・・・
どういう意味だろう。電車がないとは。
2人して顔面蒼白。だって終電ちゃんと調べたもん。
信じたくなくて、同じ人に同じ事を2回聞きにいく。

終電を逃した。


9時20分、駅前はヤンキーが騒ぎ、パトカーがサイレンを鳴らして走り回っている。
それを見て、ため息をつく。

そういえば、駅前でHoliday inを見たのを思い出す。
とりあえず値段と空室があるかを聞きに中へ。

空いてた!2人で£114。高い...
一旦考えると言って、その場を離れたが、この寒い中、安宿を探す自信はなく、
ここに泊まることを決める。

このホテルのお客さんが喧嘩をして、パトカーが駆けつけているのを見て、
2人で顔を見合わせる。そして苦笑い。

804。部屋に着いたら、まあおしゃれ。そしてキレイ。
すっかり気に入って、完全に週末旅行やん!と笑った。
楽しむしかない!!と、お風呂溜めて、芯から温まり、お風呂上がりの紅茶。
そして、ミュージアムの物販でおそろいで買った
イエローサブマリンの赤いTシャツを、まさかのタイミングで、値札を切ったのでした...

そして、朝食もしっかりイングリッシュ・ブレークファーストを食べ、帰路につく。

ハプニングも良い思い出に変わって何より。
この日の事は一生忘れないだろう。