英語って。

7月も今日で終わり。
今週は早朝に大雨が降り、午後から晴れるという変わった天気が続いている。


今週末から両親がロンドンに遊びに来る。
珍道中には良いお天気が必要だ。晴れてほしいな。


話は変わるけど、小学生の時にECCジュニアで始めた英語。
大好きだった英語。
いや、実際は先生の家でおやつを食べるのが好きだった。
そしてそのクラスの楽しい雰囲気が好きだった。
いつも洋楽を聞いて耳コピして歌ってみたり、歌詞を拾ってカタカナで紙に書いて、
それを覚えたりしていた。

中学に入り、意外と奥が深いなと子供ながらに思う。
そして高校では、文法がややこしくてついて行けず、英語が嫌いになる。
英語を勉強して一体どの場面で使うのか。という疑問も湧き、ついに諦める。
その後大人になるまで封印してきた英語。日本人には私のような経験をした人は
少なからずいるはず。

4年前、ゼロからもう一度始める事を決意する。それ以降、
オーストラリアの語学学校で、エレメンタリークラス(初級クラス)から
スタートし、その後もじわじわ勉強を続け、今、やっと今の学校の上から2番目の、
アッパーインターミディエットまで来た。
生活するのにも、友達を作るのにも、何の問題もない。

しかし、この2週間で、
どんどん授業内容が難しくなってきた。
文法を習うと言うより、今まで習ってきた文法を使って、
表現をする事が中心に授業が進む。クラスメイトは英語ペラペラの人ばかり。

そして授業のトピックが、法律、経済、犯罪等について。
昨日は、過去の犯罪の例を読んで、有罪か無罪かをグループで相談して
正解を当てるというもの。
その問題自体、日本語で出されてもわからんわ!と心の中で小言を言う。
一応自分の意見を述べる。

こういう時にすごい力を発揮するのがヨーロッパの人たちだ。
スペイン人、イタリア人、ポーランド人。
答えが合っているかどうかは別にして、自分はこうだ!!!という主張がすごい。
前に乗り出して話す。
度々熱くなりすぎて、言い争いが起こるくらい。
感情的だし、表現力が飛び抜けてすごい。
そして、スペイン人、イタリア人に関しては、単語力もある。
それは、英語と一緒の意味、発音の単語がスペイン語、イタリア語には沢山ある
という事も理由の一つ。
そんなレベルの高い人達と一緒に勉強していて、ついていくのに必死。というか
最近はついていけない事も多々。
自分の弱点は単語力という事も悟る。

そんなこんなで、若干自信を失っていた今日、事件は起こる。
授業の最後の内容で、
シャーロックホームズの話を読んで、最終的に何がトリックで誰が死んだか、
誰が犯人かグループで話合って、結果を皆の前で発表するというもの。
遅れて授業に入ってきたイタリア人の男の子。ひどく風邪を引いている様子で
鼻ズルズル。私のチームに加わる事に。
私は問題文を半分読み終わったあたりで、皆すでに読み終わって、
「まだ読み終わってないんですけど...」と言う間もなく話が進んでいく。

ディスカッションが始まり、私の話の進め方が気に入らなかったらしく、
そのイタリア人男子は私に、
「何でそうなるのか意味が分からん、話をややこしくした!」と言ってきた。
カッチーン!とくる。
「じゃあ正解わかるんやったら、自分でやればいいやん!!」
と売り言葉に買い言葉で、小さい喧嘩をしてしまう。
そしてグループの空気を悪くしてしまった。
男の子もしゅん...となってしまう。

その後、自分がちゃんと理解していなかった事、その子の言ってた事が正しかった事に気付く。
そしてその子の鼻のズルズルがさっきよりひどくなっているのに気付く。

それを見てチーン...となる。
風邪の人にしゅん...とさせてしまったのと、自分の英語の出来なさに悔し涙が込み上げてくるTT

先生のリコが、何か察したのか、わからなかったら聞いたらいいのに。
さっきの内容理解できた?と私に聞いてきた。

本当は全部理解できていなかったのに、わかってたし。と嘘をつく。
わからんっと言った瞬間、また涙が込み上げてきそうだった。


授業が長く感じた一日だった。
楽しめていないと強く感じた。

努力しているつもりでも、上手く行かない事なんて山ほどある。
人と比べず、自分のペースでやればいい事を忘れていた。
まず楽しまないと何も生まれない。そして絶対に諦めない。
というシンプルな事を決意し直した一日。
歯があるうちは笑っていよう。...ちょっと違うか。笑。



どんな状況も楽しんでよし!!

という話でした。